ダイエットというと食事の量を減らすことを思い浮かべがちですが、同じメニューでも「食べる順番」を工夫するだけで、体への影響が変わるといわれています。今回は、食べ順ダイエットの基本の考え方と、今日から実践できるコツを紹介します。
ルールはとてもシンプルです。「野菜 → タンパク質 → 炭水化物」の順に食べ進めるだけ。
特別な食材や道具は必要なく、食事の量を無理に減らさなくてよいのが、続けやすいポイントです。
空腹の状態でいきなり糖質をとると、血糖値が急上昇しやすくなります。この急な上昇と下降は「血糖値スパイク」と呼ばれ、体脂肪の蓄積につながりやすいと考えられています。
先に食物繊維やタンパク質をとっておくと、糖の吸収が緩やかになり、血糖値の急上昇を抑えることが期待できます。血糖値を下げるホルモンであるインスリンの過剰な分泌を避けることが、「太りにくい食べ方」につながるという考え方です。
たとえば和定食なら、次の順番になります。
「最初の5分は主食に手をつけない」と決めておくだけでも、自然と順番が整います。よく噛んでゆっくり食べると、満腹感も得やすくなります。
外食でも工夫の余地は十分あります。牛丼やラーメンなど単品メニューのときは、サラダや豚汁を先に追加してから主食に進むのがおすすめです。コース料理なら、前菜とスープをしっかり味わってからメインへ進めば、それだけで理想的な食べ順になります。
コンビニ食の場合も、カップサラダやサラダチキンを先に食べてからおにぎりに移るだけで、食べ順の考え方をそのまま生かせます。
食べ順ダイエットは、量を減らすつらさが少なく、外食でも実践しやすいのが魅力です。効果の感じ方には個人差がありますが、コストをかけずに始められる習慣なので、まずは今日の夕食から「野菜ファースト」を試してみてはいかがでしょうか。