「運動したいけれど、まとまった時間が取れない」。そんな人に注目されているのがHIIT(ヒット)です。1回あたり4〜10分程度と短時間ながら、効率よく体を追い込めるトレーニング法として知られています。
HIITはHigh Intensity Interval Training(高強度インターバルトレーニング)の略で、「全力に近い運動」と「短い休憩」を交互に繰り返す運動法です。代表的なのは「20秒運動+10秒休憩」を8セット、計4分間行う、いわゆるタバタ式と呼ばれる形式です。
ランニングのように一定のペースで長時間続ける有酸素運動とは異なり、短時間で心拍数を一気に引き上げるのが特徴です。
HIITのあとは、運動を終えても酸素消費が高い状態がしばらく続くとされています。これはEPOC(運動後過剰酸素消費)と呼ばれ、トレーニング後も体がエネルギーを使い続けている状態です。
また、高強度の運動は筋肉への刺激が大きく、続けることで基礎代謝の維持・向上も期待できます。「運動中」と「運動後」の両方でエネルギー消費を狙えることが、短時間でも効率的といわれる理由です。
器具なしでできる4種目を、各20秒全力+10秒休憩でつなぎ、2周する例です。
きついと感じる場合は「運動30秒+休憩30秒」に変えるなど、強度は自分の体力に合わせて調整しましょう。
強度が高いぶん、無理をするとケガにつながります。「翌日に強い疲れを残さない範囲」を目安にしてください。
HIITは、忙しい人でも取り入れやすい、時間効率に優れた運動法です。ただし体への負荷が大きいため、自分の体力に合わせた調整が欠かせません。まずは週2回・4分から、少しずつ体を慣らしていきましょう。