同じダイエットを続けているのに、季節によってうまくいったり停滞したり。そんな経験はありませんか。気温や日照時間、食生活の変化は、体のリズムや食欲に少なからず影響するといわれています。この記事では、春夏秋冬それぞれの特徴と、季節に合わせたダイエットのコツを紹介します。
冬の間に運動量が減り、生活リズムが乱れがちだった体を整え直すのに、春は絶好のタイミングです。気候が穏やかで体を動かしやすく、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を始めるハードルがぐっと下がります。
菜の花やたけのこ、春キャベツなど、旬の野菜が豊富なのも味方です。新生活で環境が変わる時期でもあるので、通勤で一駅分歩く、階段を使うなど、生活動線に運動を組み込む仕組みづくりから始めてみましょう。
「夏は汗をかくから痩せやすい」と思われがちですが、汗の量と脂肪の燃焼は別物です。むしろ暑さで運動量が減り、そうめんなど糖質中心の食事に偏り、冷たい飲み物で体が冷えると、夏ならではの落とし穴が並びます。
対策の柱は3つ。こまめな水分補給、肉・魚・卵・大豆製品などでタンパク質をしっかり確保すること、そして運動を朝夕の涼しい時間帯に移すことです。冷房の効いた部屋では、温かい飲み物や湯船で体を冷やしすぎない工夫も取り入れましょう。
秋になると食欲が増すのは、日照時間が短くなることや、夏の疲れを取り戻そうとする体の働きが関係しているといわれています。実りの秋はおいしいものの誘惑も多く、ダイエットには試練の季節です。
無理に我慢するより、食べ方を工夫しましょう。よく噛んでゆっくり食べる、汁物や野菜から箸をつける、きのこや根菜など食物繊維が豊富な旬の食材でかさ増しする。こうした小さな工夫の積み重ねが、食べすぎの防止につながります。
寒い季節、体は体温を保つために多くのエネルギーを使うとされ、基礎代謝が高まりやすい時期といわれています。つまり冬は、動けば動くほど効率よくエネルギーを使いやすいシーズンでもあるのです。
一方で、忘年会や年末年始のごちそうなど、摂取カロリーが増えるイベントが集中する時期でもあります。イベントの前後で食事量を調整する、寒い日は室内でできるスクワットや踏み台昇降を続けるなど、「食べる日」と「動く日」のメリハリを意識しましょう。
季節ごとの特徴を知っておくと、「なぜか今月はうまくいかない」という停滞の原因に気づきやすくなります。春は始めどき、夏は冷えと偏食に注意、秋は食べ方の工夫、冬は活動量の維持。一年を通じて完璧を目指すのではなく、季節の波に合わせて力の入れどころを変えることが、長続きの秘訣です。